MT5には4種類の移動平均の計算方法があります。方法は各データの重みを決めるもので、期間、入力価格、横方向のシフトとは異なります。本資料は計算の説明であり、取引戦略を推奨するものではありません。
計算方法を比較する
以下の式は終値を使用します。Cは現在の終値、Nは期間数、Prevは直前の平均値、Pは0から1の指数加重係数です。合計はN個のデータを対象とします。線形の重みでは、最も古いデータが1、最新のデータがNです。 Σは合計、wは重みを表します。
方法 | 計算と意味 |
単純移動平均(SMA) | SMA = ΣC / N。N個のデータの重みはすべて同じです。 |
指数移動平均(EMA) | EMA = P × C + (1 − P) × Prev。現在価格と直前の平均値を組み合わせ、最近の価格に大きな重みを与えます。 |
平滑移動平均(SMMA) | 最初はN個のデータのSMAを使います。その後は SMMA = ((N − 1) × Prev + C) / N。直前の平滑値が計算に残ります。 |
線形加重移動平均(LWMA) | LWMA = Σ(C × w) / Σw。重みは1からNへ増え、最新データの重みが最大になります。 |
数値を使った計算例
以下の架空の価格は計算を示すためのものです。取引パラメータ、価格予測、ご利用のターミナルで現在選択されている設定ではありません。
連続する3本の終値が10、12、14なら、SMA = (10 + 12 + 14) / 3 = 12です。
同じ終値なら、LWMA = (10 × 1 + 12 × 2 + 14 × 3) / (1 + 2 + 3) = 12.6667です。小数第4位までに丸めています。
Prev = 12、C = 14、例示の係数 P = 0.5なら、次のEMAは13です。この例は、MT5が選択された期間から係数を求める方法を示すものではありません。
Prev = 12、C = 14、N = 3なら、次の SMMA = (2 × 12 + 14) / 3 = 12.6667です。小数第4位までに丸めています。
2本の平均線が異なって見える理由
完全な銘柄名、チャート時間足、計算方法、期間、入力価格、シフトを比較してください。期間が同じだけでは同一の計算とは限りません。
シフトは線を描く位置を変えます。最新バーの右に描かれた線に、既知の将来価格が含まれるわけではありません。
方法や入力データを変更した場合は、同じ条件のデータを比較してから数値の違いをエラーと判断してください。指標の追加・編集・削除は別の管理ガイドを参照してください。
平均線は与えられた価格データを要約します。位置、傾き、交差は次の価格方向や取引結果を保証しません。これらの計算例は注文やポジションの変更を行いません。
